変わりつつある福利厚生の役割

かつては社員旅行や住宅手当といった一律型の制度が一般的でしたが、今企業が求められているのは「日々の働きやすさ」や「健康支援」に寄り添う仕組みです。

これは従業員にとって単なるお得な制度ではなく「会社が自分たちの健康を本気で考えてくれている」と感じられる、信頼のサインにもなっています。

従業員のエンゲージメントと福利厚生の関係

健康経営に取り組む企業では「福利厚生の活用＝従業員満足度の向上＝業績改善」という好循環が生まれやすくなっています。

例えば、福利厚生の一環としてストレスチェックや社内カウンセリングを導入した企業では、離職率が低下したというデータもあります。

参考：経済産業省ヘルスケア産業課「令和4年健康経営の推進について」

中小企業に広がる選べる福利厚生の導入

近年は大企業だけでなく中小企業でも、以下のような「従業員が選べる福利厚生制度」を導入する動きが進んでいます。

• 健康的な昼食補助（指定メニュー・宅配弁当等）
• ヘルスケア商品の購入補助（健康器具・アイケア用品）
• 食事や運動、睡眠改善など、複数の選択肢から選べるポイント制

上記のように「個人に合った支援を自分で選ぶ」スタイルが注目されています。これは多様な働き方に対応する柔軟な仕組みであり、従業員側にも心理的な満足感を与える施策です。

健康支援型福利厚生の明確な効果

従業員からの満足度が高い福利厚生は、職場全体の雰囲気を良くするだけでなく「この会社で長く働きたい」という意欲にもつながります。

企業にとって、従業員が元気で意欲的に働ける環境を整えることは、生産性の向上にも直結する重要な経営戦略です。

現場の声から見える食生活の課題

「忙しくて朝食を抜きがち」「コンビニや外食に頼ることが多く、栄養が偏る」「野菜を意識して摂る機会が少ない」など、このような習慣が続くと、集中力の低下や免疫力の低下、慢性的な疲労感など、パフォーマンスへの影響が避けられません。

会社として「食」に関心を持つことは、従業員の体調維持だけでなく、仕事の質を守ることにもつながります。

“食”を通じて企業ができること

では、企業が食に対してどのようにアプローチできるのでしょうか。実は、大きな予算や制度がなくても、以下のような工夫で従業員の食生活を支援することができます。

• 社内にヘルシーなおやつや軽食を設置
• お弁当代の補助（特定メニュー限定など）
• 食に関するコラムやレシピの発信
• “野菜の日”などのイベントを定期的に実施

いずれも「健康に気をつかうきっかけ」になり、従業員にとっても押しつけにならないスタイルです。

「やさいのキラメキ」が選ばれている理由

株式会社サードライフが提供する「やさいのキラメキ」は、こうした食の支援の中でも特に導入しやすく、続けやすい仕組みです。

• 有機JAS認証を受けた農産物をはじめ、厳しい基準で選んだ野菜をオフィスに定期配送
• 旬の野菜を中心に、その日に収穫した野菜を月に1回お届け
• 届ける野菜に合わせたレシピを随時公開
• セット内容は届いてからのお楽しみ（アレルギー等のNG 野菜は事前にご通知ください。）

社員がオフィスで野菜に触れる機会をつくることで、自然に食と健康への関心が高まっていきます。

“食”が企業の信頼感を育てる

こうした日常的な取り組みが、会社への信頼感や満足度の向上につながるケースは非常に多くあります。

「会社が私たちの体調や生活習慣まで気にかけてくれている」そのように感じてもらえることは、制度以上の効果を生むこともあるのです。

体の健康だけでは不十分な時代に

例えば、十分な睡眠やバランスの取れた食事、運動などができていたとしても、メンタルの不調やストレスが蓄積すれば、生産性は低下し、最終的には離職につながるリスクもあります。

そのため、企業は「心と体の両面に寄り添った支援」が求められているのです。

身近に始められる“心のサポート”とは？

中小企業でも導入できる、負担の少ない心のサポート施策として、以下のような例があります。

• 社外カウンセラーや相談窓口の設置（外部EAPサービスの活用）
• 月1回の“心のチェックイン”制度（無記名アンケート形式）
• 気軽に相談できる「メンタルヘルス担当者」の設定
• 感謝の言葉を伝える“サンクスカード”の社内導入

大切なのは「何かあったときに頼れる場所がある」という安心感を、従業員に持ってもらうことです。

“食”は心の安定にもつながる

「食生活の改善」がメンタルの安定につながるという研究もあります。

特に、野菜に含まれるビタミンやミネラルは、脳の働きや気分の安定に関与しており、栄養が偏るとイライラや落ち込みを引き起こす要因になることもあります。

“サポートがある職場”は信頼を生む

企業が社員の健康を支える取り組みをすることは、福利厚生の一環であると同時に「この会社で長く働きたい」と思える理由づくりにもなります。

• 困ったときに頼れる
• 自分の生活に関心を持ってもらえる
• 小さな気づかいを感じられる

このような要素は、組織への信頼を高め、定着率やエンゲージメントの向上にもつながっていきます。

「健康に働き続けたい」と思う社員の声に、企業はどう応えていけるか、株式会社サードライフは、その問いに対して、“食”という日常的な入り口から答えを届けることを目指しています。